システム管理者に転職した時のこと。7年間の派遣社員生活からの就職。

ずっと書きたかった転職した時の話を書きます。システム管理者に転職して11年経とうとしています。システム管理者になる前は派遣社員で色んな仕事をしていました。今はその時の経験を生かして仕事が出来ています。

なごみ
自分の学んできたことで人の役に立てるこの仕事が気に入っています。

自己紹介も兼ねて仕事の遍歴と転職の時のことをご紹介します。

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大学卒業後の就職先

新卒で就職したのは26年前。職種はシステム管理者ではありませんでした。大学を卒業して正社員として流通業界に就職し6年間、開発部門で店づくりのプランを立てる仕事でした。パソコンを使って企画書を作ったり、収支の計算予測をすることも仕事の一部でした。まだ手書きの企画書も多かった。パソコンも一人一台なかったころです。

店舗の売上予測を立てるために表計算ソフトを使い始めました。最初はロータス123、そしてすぐにExcelが導入されたと記憶しています。初めてだったので見よう見真似です。

周りに教えてくれる人がいなかったので通勤時間に入門書を読んで勉強しました。「本を読んで、職場で試す」の繰り返しです。自分で言うのもなんですが覚えは早かったです。覚えたことがすぐ試せるのが楽しかったんですよね。

7年間の派遣社員生活

パソコンをもっと専門的にやりたかったのと、(正直に言うと)土日に定期的に休みたいという理由で、その会社を退職しました。その後、派遣社員として7年間働きました。

少しづつスキルアップ

その時使えたのはExcelとWordぐらいだったと記憶しています。割と自身はあったけどまだ基本のレベルでした。

最初の頃の派遣では単発の仕事が多かったです。短い契約で2ヶ月程度、長い契約で2年半ほど。6社ぐらい行ったと思います。主にExcelを使う仕事が多かったのですが、途中パソコンのインストラクターもやり、最終的にExcelとAccessを思いっきり使ってデータ分析をする仕事に落ち着きました。

派遣会社からは長期の仕事を勧められたのですが、私が単発を希望しました。自分の適性が分からなかったので色々なことを体験したかったのです。若かったなと思います。スキルを身に着けながら高い時給の仕事に就きたいと思っていたのもあります。今の時給より高い求人を見ては「ああ、こういう事が出来ればいいのだな」と思いながら出来そうなことを見つけていきました。

ただし、出来ますと言って入るので言われた事ができないといけません。会社にしてみれば「出来る人がいないから派遣でプロに来てもらっている」という感覚なのです。だからそれなりのプレッシャーはありました。おかげで出来ないことは自分で解決する姿勢が身に付きました。

おおまかな遍歴

  • 入力
  • Excelを使ったデータ処理・統計
  • ExcelVBAを使った仕事
  • Accessのツール作成→ここでAccessVBAを勉強
  • ExcelとAccessを使いこなしながら統計処理

といった具合にすすんでいきました。

主に自分で勉強した

派遣時代に2年程勤めた会社で教育熱心な会社がありました。そこでAccessやHTMLの研修を受けさせてもらえました。これが幸いだったと思います。次のことをやってみようというきっかけをもらうことが出来ました。どちらも1~2日の短い研修でしたが、「意外と簡単」「やればできる」という気持ちになれたのは貴重だったと思います。それをきっかけに自分で勉強し始めました。

実践で使えるレベルになるには、やはり本で読んで勉強しながら仕事で使うの繰り返しでマスターしていきました。

電車でもお風呂でも歩きながらでも読んでいました。それでも欲しい本を全部買う事は出来ませんでした。近くに大きなジュンク堂があり、仕事で分からないことがあるとジュンク堂に寄り図書館代わりに使っていました。どうしても欲しい本だけを買いましたが、最終的に段ボール2ケース分ぐらいになったと記憶しています。当時の時給で本を買うのは大変でしたが、習いにいくことはできないし、何より次のステップに上がりたかったので惜しいとは思いませんでした。

私が配属された会社では私より詳しい人はいませんでした。だから誰にも聞けない。机に本をたくさん置いて辞書をひくようにして一つ一つ解決しながら仕事をすすめていきました。上司には「なごみさんが首をかしげていたら不安になるわ。よっぽど難しい問題が起きているのかと思う。他の人にはそう思わないけど。」と言われました。

とても信頼してくれていて、ずっといて欲しいと言って大事にしてくれていました。

システム管理者への転職

その仕事自体は嫌では無かったのですが、やはり派遣というのがひっかかっていました。年齢は35歳。32歳ぐらいからなんとか正社員の仕事に就きたいと考えてはいました。どう考えても待遇が違う。

見てると同じく働いている社員の方は自分と変わらないかそれより下の仕事しかしていないように見えるのです。なんで私が社員の人に仕事を教えなくちゃいけないのと思っていました。絶対この人より給料ずっと安いんだと思ったら、モチベーションも下がります。何とか楽しなくちゃ損じゃないかと思ってしまうぐらいです。派遣あるあるですね。

あと3か月ごとに契約継続の確認があるのも不安でした。いつも継続と言われましたがいつ終わるか分からないというのは心もとないものです。

でもその会社は大企業でとても正社員の採用はありません。何度かかけあいましたが、無理でした。35歳が区切りだと思っていたので、経験を得るための派遣に区切りをつけて転職先を探すことにしました。

本気で探そうと思っていたものの、休日にアクセスしたハローワークの求人欄に一つ希望のものを見つけました。今勤めている会社です。ズラリと並ぶ求人リストを20ページ程繰って見て出てきた求人でした。「病院でのシステム管理。Accessが使いこなせる方」これだ!きらりと光って見えました。

そこからは早かったです。サイトの指示に従って応募しました。早急に来てほしいとのことで、現職の職場には「家庭の事情」と話して、間に合うタイミングで早急に退職させてもらいエイヤと移りました。3週間程の間の出来事です。

あまり褒められた方法ではありませんが、年齢のこともあり背に腹は代えられなかったのです。止むを得ませんでした。同じチャンスがまた来るかは分からない。幸い、私が退職した翌週には切れ目なく新しい派遣の方が配属されることになりました。さすがですね。おそらく部門長が派遣会社にかなり苦情を言ったのだと思います。

退職日までの間は針のむしろでした。最終日まではきっちりと勤めました。部門長には冷たくされましたが、頑張りました。直属の上司(女性)はとてもいい方だったのが救いでした。「急な退職は確かに痛いけどあなたには本当に感謝している。前任の担当者が無茶苦茶にしてしまったデータを整理して、仕組みも整えてくれた。本当にありがとう。日数がないので送別会はしてあげられないから」と言ってランチをごちそうしてくれました。4つ年上の方でし本当に素敵な方でした。今も私の仕事のお手本になっています。

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システム管理者の仕事

さて、そうして移ってきた新しい職場。一人だけのシステム管理者です。しかもシステム管理者を置くのはその病院では初めてのことでした。私もシステム管理者としては初心者です。無我夢中で頑張ってきました。

女性のシステム管理者は珍しいかもしれませんね。でもこの職場では職員も女性が非常に多く、他のスタッフの方にも女性がやってくれて嬉しいと言われました。

精神的にも大変な転職でしたが、今となっては本当に良かったと思っています。幸い給料はボーナスも含めると派遣時代から年間で100万円ほどアップしました。これは大きいですね。

システム運用管理では色々なことが起きます。総務的な仕事も兼ねているので、仕事は多岐にわたりますが、7年間の経験で得たスキルと考え方をフルに活かして対応しています。

私のスキル

派遣社員として働きながら少しづつ取った資格です。体系的に学べたのは良かったと思っています。

資格

  • Excel・Word→MOS上級
  • Excel・Access VBAエキスパート資格取得
  • MCP
  • 初級システムアドミニストレータ資格(古いなりにも国家資格)
  • PowerPoint得意
  • HTML・ホームページビルダーが使える

運用管理の仕事内容

医療情報システムの企画・導入・構築・運用・保守全般が主な仕事です。

・医療情報システム(オーダリングシステム、健診システム、医事システム等)における企画・導入・運用調整・障害対応
・オペレータおよび予約システム等のマスタメンテナンス作業
・保守管理(サーバー・クライアント・プリンタ・ネットワーク・その他機器)
・ヘルプデスク
・統計データ分析・作成

などパソコンに関する事全般。これをやりながら総務の仕事もしています。大忙しです。

システム運用管理者の資質

色々ありますが一番大事なことを書きますね。

スタッフの立場に立って考えられること

医療従事者にはパソコン操作に慣れない人が多くいます。トラブル時に「なんでこんな操作したのですか」とか、「分かるように言ってください」といった言い方をすると上手くコミュニケーションがとれません。また、要望を受けた時には、相手が求めていることをよく聞いて実現できる方法がないかしっかりと考えることです。

例えそれがそのまま実現できないことだったとしても、代替案を提示する。「こういった方法なら出来ますよ。どうですか?」と言いながら、ちょうどいいところを探っていきます。

システムの事が分からないので無茶苦茶なことを言われることもあります。それをどうやって分かってもらえるか工夫しなければなりません。コミュニケーションスキルが要求されます。そして専門家として最も大事なスキルは「人の話が聞けること」です。

また、伝えるスキルも必要です。医療システムには専門的なソフトウェアが多数存在していて、各分野の専門家に業務や保守を依頼することが多くあります。専門家にいかに上手に伝えて動いてもらえるか、手腕が問われます。通訳のような仕事です。

スタッフの立場に立ちながら、上手にやりたいことを前にすすめて実現していくことが要求されます。

パソコンのスキル

もちろんこれも大事。知識はあればある程いいです。でも調べる力とコミュニケーション能力があれば何とか乗り越えられます。というか乗り越えざるを得ない。何が起きるか分からないのです。予測がつきそうなことから予測不可能なことまで様々。予測が付きそうなことは出来るだけその可能性を低くするよう対処しておきます。でも色々起きますね。

ヘルプデスク的な業務が多くちょっとしたトラブルにも助けを求められます。インストラクターのように教えることもありますし、自分が実際にやってしまうこともあります。作業に関してはパソコンの専門家ぐらいに思われるのでパソコンに関することは何でも申し付けられるので、中でも一番難易度の高いパソコン仕事が回ってきます。

今はネットですぐ調べられるのが幸いですね。全ての知識を頭に詰め込むのは不可能です。どうやって調べればいいか、誰に聞けばいいか知っていれば大丈夫です。

作業でよくやることと言えば、統計作業や文書作成です。幸い私は事務の仕事も長かったので文書作成の速さには自信はあります。職場の誰よりも早く文書を作成できます。いざとなったら私が片付けますよぐらいの気持ちがあれば、トラブル時にも余裕を持って対応できます。保存されたデータがない!なんてあわてている人がいたらものの1枚10分もあれば同じように再現できますぐらいの感じです。

少なくともExcel、Word、Access、PowerPointの操作ぐらいはサクサクできるように身に着けて置いた方がいいでしょう。

私はAccessが使えるので、小さなツールであればAccessでソフトのようなものを作ってしまいます。少人数で使うものであれば充分耐えるものができます。Accessでもそこそこ事足りるので、ほとんどが私の作ったもので対応できています。

ちなみに私はどこの部門でどんなパソコンスキルの人がどんな風にそのパソコンやソフトを使うのか、把握してパソコンの設定をしたりソフトウェアを作成したりします。

信頼される行動を

システム管理者というのは、とかく組織の重要データや機密に触れます。データベースにアクセスしてパスワードや扱い方を知ってしまう事がよくあります。知りたくなくても知らざるを得ない事もあります。例えば、幹部やスタッフのメールソフトの設定やパスワードなどです。

ひとたび問題があれば一番に疑われます。アクセス出来たとしても不用意にアクセスしない。普段から信頼される行動をとる事が大事です。そして絶対に口外しない。やましい行動をすればいくら隠しても露呈します。分かる人には分かってしまうものなのです。派遣時代から企画室関連の仕事に就くことが多かったので、これは特に気を付けています。

* * *

以前から書きたかった仕事の話、やっと手を付けることができました。

システム管理者と言っても色々です。おそらく大きな病院だとかなり専門的なプログラミングまでやってしまうのだと思います。私の分かる範囲で書きましたが、ご参考になれば幸いです。

なごみ
時間を見つけて続きを書きますね。

ではまた。

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