昨日、職場の方から生のローリエ(月桂樹)の葉をたくさんいただきました。愛用の乾燥ネットを使って干してみました。このネットはアウトドア用のグッズで、干し野菜用に買ったものです。
干し野菜って味が凝縮して普通の野菜とは違った味わいがあるのですよ。
今日はそのあたりのお話をご紹介します。
生のローリエをたくさんいただきました
冠が作れそうですよ。
毎年このくらい頂きます。乾燥させて瓶に保管して、カレーやピクルスに使います。
これだけあれば一年はゆうにもちます。
乾燥ローリエの作り方
乾燥ローリエの作り方を調べてみました。簡単です。
いつもは、そのまま並べて干すだけなのですが今日こちらのレシピに従って、沸騰しているお湯に通してから干してみました。なぜでしょう?殺菌の意味もあるのでしょうか。乾燥したら昨年のものと比較をしてみたいと思います。
部屋中に月桂樹の香りが立ち込めました。薬草のような青っぽい、でもなんとなく甘い香り。
私はこの香りが好きです。
ざるに上げてお湯を切ります。
お湯にくぐらせたローリエ。1日経ちましたがすっごいいい香りです。思うにくぐらせることによりなんらかの殻が破られるのでは?? これ乾燥してからもいい香りかも。
からからになったらまた報告書き込みます!
干し野菜ネットは実はアウトドア用のネット
おすすめコールマンのハンギングドライネット
こちらは実はアウトドア用のネットです。有名なコールマン(Coleman)というメーカーのもので、お皿を乾かすためのものだそうです。アウトドア用ということで簡単にとても小さく畳めるのです。干し野菜用のネットよりも価格も手ごろで断然おしゃれだったのでこれにしました。
全体がネットで覆われているので、虫害も防げます。amazonで買いました。大正解の一品です。
小さくてビヨンて広がる!
こんなに小さく畳めます。コンパクト。畳み方も簡単だし、開くときは一瞬。ワイヤーが入っていて、袋から出すとビヨン!って大きくなるのです。その間0.5秒!一気にでかくなるのでちょっとびっくりします。その様子が面白くて、最初、思わず笑ってしまいました。畳むのはワイヤーを八の字にぐぐっとねじって折り曲げて合わせます。説明は難しいですがやってみると簡単です。
ほんとに重宝しています。
▼広げるとこんな感じです。
くるっとまわすとチャックが付いています。最下段も含めて4段干せます。
最下段がとっても薄くなっているのは、フォークやナイフを入れる場所だそうです。
一番上にはフック付き。引っ掛けられます。
▼干しました。今日はあいにくの雨なので、窓を開けて窓際にかけておきます。
キレイに平らに仕上げたい時は、おもしをした方がいいそうです。私はこのまま。
干し野菜って体に良くて美味しいんですよ
自家製干し野菜の魅力
干し野菜やドライフルーツって生の時とは違った美味しさがあります。栄養も美味しさも濃縮されるって感じです。そして保存期間も延ばすことができる干す常備菜です。干し野菜で野菜炒めつくるととっても美味しいんですよ。無駄な水分が少なくなって、だしをよく吸っている感じがします。きのことか大根とか半干しにしてお鍋に使ったりもします。あとかぼちゃとか。ちょっと表面が乾いた感じのものを炒め物に入れると美味しいです。サラダに加えるのもおすすめです。ちょっとだけっていう時でもすぐ使えて便利です。
干す時は、風通しのいい場所でカビないように、そして直射日光にあてないように気をつけることが大切だそうです。
きっかけは「かんたんおいしいローフード」の本
野菜がごちそうになるビタミンごはん。
干し野菜を初めてみようと思ったきっかけはこの本です。
札幌のローフード専門店「ローフードカフェLOHAS」オーナーシェフの土門大幸さんの本です。土門大幸さんはローフードシェフの米国の学校でまなびローフードシェフ&インストラクターの資格を取得され、全国各地で講演活動や料理教室を開いてローフードの魅力を伝えている方だそうです。
この本は本屋でたまたま見つけたのですが、文庫本で低価格の割におしゃれな写真がたくさんでローフードに対する土門シェフの熱い思いがいっぱいつまったコンパクトでコスパ高い一冊です。
ローフードとは
ローフードとは、「大地の恵みをそのまま、まるごと食べる」こと。
「食べる」こと本来の楽しさ、食材そのものの味、体がおいしい!と喜ぶ感覚・・それらすべてを味わえる方法なのです。
特徴として、野菜をたっぷり使うこと。その素材本来の力を活かすため、高温で調理しない・・
(本書 p3より引用)
この本を読み始めてから、野菜の味を楽しんでたくさん食べるようになりました。
生野菜のサラダも色々な食べ方を知ることが出来て、大好きになりました。
土門シェフのコラムが面白くて勉強になる
レシピもたくさん掲載されているのですが、それだけではなく、土門シェフの日常のローフード生活や掲載レシピやお店で出されているレシピへのこだわり、ローフードを始めるようになった背景などのコラムがたくさん挿入されていて、読みどころ満載です。レシピだけの本とは違って読んでいてとても楽しいんです(82レシピ掲載)。ストイック過ぎないところもいいです。読みやすくて勉強になります。ローフードを自分の生活にも取り入れてみようという気持ちになります。
食品乾燥機(ハイドレーター)
この本では、食品乾燥機(ディアハイドレーター)を使った干し野菜やドライフルーツ作り方が紹介されていました。アメリカでは家庭で持っているところが多いそうですよ。土門さんも驚かれたそうです。機械を使うと天日干しでは難しいドライフルーツも作りやすいそうですから、うちにも欲しいなと思います。
ビタミンごはん。目次
野菜がごちそうになるビタミンごはん。
目次
はじめに
「大地の恵み」をまるごといただく”ローフード”の幸せの秘密
1.太陽のエネルギー 飲むビタミン スムージー
・ストロベリースムージー
・ブルーベリースムージー
・スイカスムージー
・・・などなど
2.おかずにもなるたっぷりサラダ
・おもてなしのローストビーフ
・シャキシャキ玉ねぎのビーフ炒め
・菜の花と鶏ささみのサラダ
・鶏肉と半熟卵のシーザーサラダ などなど
3.かんたん便利な野菜の常備菜
【洋の常備菜】
・サワークラウト
・コールスロー
・マッシュルームマリネ など
【和の常備菜】
・なすの肉みそ風ナッツ炒め ←美味しかった!
・おから炒め
・味わいきんぴらごぼう など
【干す常備菜】
・ナッツ&ドライフルーツ ←これで干し野菜を始めました
4.ことこと煮込んだ野菜を食べるスープ
・スープカレー など
5.もう一品の漬けもの・ピクルス
6.料理の幅がぐんと広がる
ディップ・ソース・ドレッシング
7.卵・牛乳・砂糖を使わないローフードのデザート
▼ディップのレシピも豊富です。
写真がおしゃれでヤル気が出ます
サラダなんかにも色を上手に取り入れられていて「そうかこういう風にすれば綺麗で美味しそう」って勉強になるのですよ。
▼ P82 「30品目のサラダ」おしゃれだと思いませんか?
見ているだけでヤル気になります。
今日はローリエ&干し野菜&ビタミンごはんの本のお話でした。
とは言っても、私の生活は全くローフードとはかけ離れています。少しでも近づきたいという憧れを持ちつつ、ちょこちょこと取り入れていっています。
これを書いている間もローリエの爽やかな香りが立ち込めています。
生のローリエからつくるものは、買ってきたものと比べて香りが全然違います。
カレーをつくる時にもとてもありがたいです。
では、またお会いしましょう。